床
「新津の家」床は「嘉山の家」の床は同じ施工方法で行いました。
ベランダ
「嘉山の家」では「
ルーフバルコニー」を採用しましたが、「新津の家」では冬場の積雪を考慮して「ベランダ」を
採用しました。バルコニーとベランダの違いは、屋根があるかどうかです。バルコニーには屋根はありませんが、
ベランダにはあります。下記の図の
赤色部分が屋根になります。
1.インナーバルコニー
建物の中に造られる
屋根がある
屋内
2.バルコニー
建物の外に張り出して造られる
屋根がない
屋外
3.ルーフバルコニー(嘉山の家)
下階の屋根部分(ルーフ)を床として造られる
屋根がない ※「嘉山の家」では屋根を設置
屋外
4.ベランダ(新津の家)
建物の外に張り出して造られる
屋根がある
屋外・1階もしくは2階
5.テラス
建物の外に張り出して造られる
屋根がない
屋外・1階部分
インナーバルコニー・バルコニー・ルーフバルコニー・ベランダ・テラスの違いは、造られた場所や屋根の有無等が
ポイントとなりますが、「屋根」を設置する長所・短所は下記の通りです。
「屋根のメリット」
☆天候の良くない日でも洗濯物が干せる
ベランダ屋根を取付ようと考える方の多くは雨除けを考えての設置です。
特に、梅雨の時期は天候が安定しない日が続きますので、ベランダ屋根はとても便利です。
☆ベランダ屋根で住まいを守る
ベランダ屋根を取り付けることの最大のメリットは、建物の劣化速度を緩めることが出来ることです。
ベランダスペースの保護ができ、また外壁や窓回りの雨の吹き込み防止ができます。
☆紫外線をカットできる
ベランダ屋根を取り付けることによって、室内に入ってくる紫外線をカットできます。
「屋根のデメリット」
★雨音による等による騒音
ベランダ屋根を取り付けることにより雨音による騒音がある可能性がありますが、通常の雨量であれば、特に
気になる程の大きな音ではありません。また、雨樋から落ちた水滴が固まりとなっておきる「落ち騒音」が発生
する可能性があるようですが、「新津の家」では、対策を十分に行いました。
また、ベランダ屋根の建付が悪いと、屋根自体がガタガタと音を立てる可能性があります。
施工不良・経年劣化により発生する可能性がありますが、「新津の家」では堅固な仕様となっています。
★日当たり
ベランダ・ベランダ屋根の配置場所により、日当たりが悪くなる可能性があります。
「新津の家」では、日照時間をできるだけ確保できるように「東側」にベランダを設置しています。
上記のような「デメリット」を最小限にして、逆に「メリット」となるよう設計の段階から最大限の考慮をして
います。これも注文住宅の「メリット」と言えるかもしれません。
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