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施工方法の説明access

 近年の住宅では、水平方向に強いと言われている剛床(根太レス工法)を用いることが多いです。
 床組の施工は、9~105mm角の大引を設置していきます。
 この大引は下から束(鋼製束が多い)で支えます。その次に、火打ち土台も施工していきます。
 この火打ち土台は、斜めに施工する斜材で、地震等による水平方向の変形を防止するためのものです。
 但し、床組みが剛床(根太レス工法)である場合には、火打ち土台を設けないこともあります。
 「嘉山の家」も火打ち土台は設けていません。火打ち土台は、木製が多いですが、鋼製のもの(火打ち金物)もあり
 その設置位置のバランスには配慮が必要です。各パーツの位置は「木造軸組工法」図を参考下さい。
 その後、その上に合板を設置していきます。①剛床(根太レス工法)であれば、厚さが28mmまたは30mmの
 構造用合板を土台に釘で打ち付けていきます。そのときの釘のピッチ(間隔)は150mmで、構造用合板の周囲に
 打ちます。②根太工法であれば、大引の上に根太を施工し、その後、その上に厚さ9~12ミリの合板を設置して
 行きます。この時の根太のピッチは303mmが多いです。

フローリングの施工

 フローリングは、①根太工法(根太を床の下地にして直接フローリングを貼る工法)と②捨張工法(一旦、合板を
 張ってからフローリングを張る工法)の2つの工法があります。
 使うフローリングも根太工法用、捨張工法用に分かれています。戸建住宅では、将来的な床全体の軋みをなくす
 ために、28mm以上の合板を捨張りしてからフローリングを張る捨張工法がおススメです。
 コスト重視の方は、合板を張る手間を無くし、フローリングを根太に直接張る根太工法をおススメします。
 「嘉山の家」は②捨張工法を採用しました。

 

フローリングの種類

 フローリングは大きく分けて、下記の3種類に分類されます。 
 名 称  WPC床材  単板を張った床材 本物の無垢材 
 製 法 下地合板に、薄くスライスした単板にプラスチックを充填したものを張ったもの 下地合板に、0.3~2mm程度にスライスした本物の木材を張ったもの 厚みのすべてが本物の木材のもの 
 図      
 特 徴 丈夫ななので、単板張りのフローリングより少し高額。質感より、丈夫さやメンテナンス性を重要視する方にお勧めタイプ。  木の質感が現れてくる。
無垢材までは・・・という方にお勧めのタイプ。
乾燥度合いによって、反り、ねじれ等が生じる。日頃のメンテナンスが重要。
 メンテナンス性   
 木の質感   
 
 「嘉山の家」では、充分な強度と耐久性を持ち、無垢材として定番的な人気があるナラ材を使用しました。
 ナラ材のくっきりとした木目と淡い色合いはあらするテイストにマッチし、様々な空間やインテリアに無理なく
 とけ込み、温かな印象を与えます。床暖房対応品イクタプレミアムコレクションから「銘木フロア―ラスティック」
 「ikuta NKR-032 2P」を採用しました。
 特徴は、日本国内から厳選した銘木コレクションに、ikuta独自のラスティク塗装を施し、銘木コレクションの
 滑らかな仕上がりに、オイル塗装のようなしっとりやさしい仕上がり感をプラス。
 温もりあるオイル塗装の風合いと、水拭きができ、傷がつきにくいUV塗装がドッキングされています。
   

 
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