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施工方法の説明access

地盤調査「スウェーデン式サウンディング試験」

 地盤の強さを確かめる方法はいくつかありますが、代表的なものがこの「スウェーデン式サウンディング試験」
(略称SS試験)です。比較的簡単な機材を使用するため、狭い場所でも調査が可能となるのが特徴です。この調査は
 先端がスクリュー状に尖ったロッドに重りを載せ、ロッドが地中に沈んでいくかどうかを確認します。最大100kgの
 重りを載せても沈んでいかない場合、ロッドを回転させ、ねじを巻くようにして地面に貫入させます。 ロッドが
 地面に貫入するまでに、回転数が多いほど固い地盤であり、少ないほど柔らかい地盤となります。重りを載せた
 だけでロッドが沈んでしまうような地盤を軟弱地盤と呼び、建築の際には注意が必要です。
 調査個所は敷地の真ん中だけでなく、敷地の四隅でも行い、全体の地盤状態を考察することが重要です。
 なお、このSS試験については約10mまでの深度が限界となります。
 「嘉山の家」のSS試験は試験機械で自動計測にて実施しており、手順、記録とも調査者による差異は発生せず、
 正確な試験結果が採取できました。


地盤改良「ピュアパイル工法」

 ピュアパイル工法は、特殊掘削ロッドで、地盤を側方に押し広げながら支持深度まで掘削し、セメントミルクと置換することによって杭状柱体を築造します。セメントミルクと地盤を撹坢混合しないため、杭状柱体の品質は土質の影響を受けません。そのため、どのような地盤でも高強度・高品質を安定して発揮します。

特徴
◎施工法の原理から地盤を緩めないため、高い鉛直支持率が得られます。
◎特殊掘削ロッドには排土機構がないため、施工に伴う建設残土がほとんど発生しません。
◎設計杭径は20㎝と比較的小径であり、従来の柱状改良工法より多数の杭状柱体で建築荷重を分散して支持するため
 より安全安心な工法といえます。

施工方法
◎先端に掘削爪を設けた外径20㎝の掘削ロッドを回転させながら支持深度まで掘進した後、セメントミルクを吐出し
 ながら堀削ロッドを引き上げ、セメントミルクを置換充填して施工を完了します、その後、杭頭(天端)のレベル
 調整を行います。なお、セメントミルクにはPPパウダーを添加するため、ほとんどブリーディングしません。
 (ブリーディングとは生コンクリートの中に含まれる水分が、コンクリートの表面に浮き出す現象でコンクリート
  の強度が低下し、ひび割れ等が起こりやすくなります。)








◎表層改良工法
 軟弱地盤が地面から浅い位置である場合に採用される工法。一般的には深さ2m程度迄です。
◎柱状改良工法
 軟弱地盤が深い位置である場合に、固い地盤(支持地盤)まで杭を作ることで建物を支える工法。
 ピュアパイル工法は杭状改良工法です。
◎鋼管杭工法
 軟弱地盤がかなり深い位置まである場合に採用される工法。支持地盤まで鋼管杭(既成杭)を打ちます。


基礎工事の種類

木造住宅の基礎は、直接基礎と杭基礎に大別されます。直接基礎にはベタ基礎、布基礎、独立基礎があります。

◎直接基礎(一般住宅では、直接基礎が一般的です。)
 地盤に直接基礎を形成する工法のことをいいます。比較的安定している地盤で採用されることが多い工法です。
 一般的に地耐力が20~30Kn/㎡以上の場合は、地盤が安定しているため、直接基礎を採用する場合がほとんど
 です。それ以下の軟弱な地盤に対しては杭基礎が必要不可欠になってきます。
 直接基礎には下記3種類の工法があります。

①独立基礎
 柱部分を支えるように、単独で設置された基礎。
 
②ベタ基礎
 まず、住宅の底面全体に鉄筋を配筋してからコンクリートを流し込む方法。底面全体が鉄筋とコンクリートによって
 補強されるため、高い強度を得ることができ、耐震性にも優れている建物を作ることができます。
 また、シロアリの床下へ侵入・地面から上がってくる湿気を防ぐことができます。
 ベタ基礎は、一般住宅で最も採用されています。
 ベタ基礎の施工方法は下図を参照下さい。


③布基礎(「嘉山の家」採用基礎。)
 アルファベットのT字を逆にした鉄筋コンクリートが、連続して置かれた基礎のこと。ベタ基礎のように建物の
 底面部分をコンクリートで覆う必要がないので、その分工事に係るコストを減らすことができます。
 ベタ基礎のメリットを応用し、シロアリ侵入・湿気防止の為、床下部分へもコンクリートを打設しますが、中には
 鉄筋が入っておらず、厚さも数センチ程度で強度はあまりありません。
 大手ハウスメーカーや軽量鉄骨造のプレハブ住宅に採用される場合が多いです。
 布基礎の施工方法は下図を参照下さい。


◎杭基礎(高層マンション等重量建築物に主に採用されます。)
 地耐力(地盤の耐力を数値化したもの。地耐力が大きいほど重い建物を支えることができます。)が20Kn/㎡
 以下の地盤に用いる基礎工事です。地面に対して杭を打ち込むことで地盤を固定させて安定力を高めていきます。
 この時に、十分な固さを保持せずに建物を建ててしまうと、重さに地面が耐えることができなくなり、住宅全体が
 不安定になってしまいます。また、この杭基礎は「規制杭工法」「場所打ち杭工法」の2つに分かれています。
 「規制杭工法」は、工場などで予め作成した杭を用いる工法のこと、「場所打ち杭工法」は、現場であけた穴に
 円筒状の鉄筋を落として、そこにコンクリートを流し込み、杭を形成する工法です。




 

 
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