玄関ドア
「嘉山の家」の玄関ドアは、LIXILのジエスタ2(K2寒冷地仕様)を採用しました。
豊富なデザインや、選べる3種のエントリーシステム(電気錠)が人気の断熱玄関ドアです。
ラウンド状の立体スリットが特徴の重量感のあるデザインや、ランダムに配置した格子が生み出す陰影、繊細な
凹凸が新しい和を表現しており、個性豊かなデザインが採用理由の1つです。
また、レバーハンドルをはじめ細部まで美しさを追及している点も魅力でしたし、北海道・東北等の寒冷地や高性
能住宅でも使える高断熱仕様(K2仕様)と関東以南の地域で主に使う標準仕様(K4仕様)の2タイプを用意し、
それぞれの地域に見合うタイプを用意していた点も魅力でした。
ジエスタ2はアルミ製の玄関ドアなので、サイズが大きくても重量は軽くなっています。
ただ、
窓サッシでご説明させて頂いた通り、アルミは熱伝導率が高いので、断熱性能が低いことがデメリットと
なります。ジエスタ2はドア内部に断熱材を入れ、断熱性を高めていますが、K4仕様では、開口部の熱貫流率が
4.07W/(㎡・K)と一般的な複層ガラスよりよくありません。
そこで、「嘉山の家」では、複層ガラス並みの性能2.33W/(㎡・K)のK2仕様に変更しました。
エントリーシステム(電子錠)は「タッチキー」・「システムキー」・「CAZAS+」の3タイプありますが、
「嘉山の家」では「タッチキー」を採用しました。
地域に合わせて選べる断熱仕様
単板ガラスと複層ガラスの結露の付き方を比較したイメージ画像
扉を閉めたまま、新鮮な空気をまねき入れて、余分な熱気や湿気、気になるニオイは室外へ
「嘉山の家」採用「タッチキー」
玄関収納
玄関は「家の顔」です。どんなに室内を美しく整えても、玄関がゴチャゴチャしていると見栄えがよくなく、家の
印象はガラリと変わるものです。常に人がいる空間ではありませんが、毎日の家族の出入りや来客の際に使うので、
使用頻度という意味では家の中でもトップクラスの場所で、整理がおろそかになりがちです。
それほど大きな空間ではない玄関に、靴や物があふれているとゴミゴミとした印象あたえ狭苦しくなります。
「嘉山の家」では、靴・傘・コート等を収納できるシューズクローゼットを設置、さらに扉を閉め隠せるように
しました。また、シューズクローゼットの反対側にも収納スペースを設置し、大容量収納を実現しました。
また、壁や床はあまり装飾せずにシンプルなままのデザインにすることで、すっきりとした印象を与える玄関に
仕上げました。
パントリー
パントリーとは、キッチンの中やキッチンに隣接する形で設置される、食品等を収納しておくスペースの事です。
その大きさやプランニングは、ライフスタイルによって大きく異なってきます。
パントリーは大きく分けて、ウォークイン型の大きなものとウォークイン型ほど広くスペースはとらず、キッチン
収納の一部ような感覚のパントリーの2種類に分けれます。
「嘉山の家」では、入念に検討を重ねた結果、後者を採用しました。
パントリ―には、細かい物を入れることが多いので、奥まで見渡せ、使い勝手が良くなるように奥行を浅く設計する
ことが基本です。奥行40㎝以下が一つの目安となります。使い方としては、下段にお米や飲料等の重量のあるもの
上段には軽いものをおき、仕様頻度の高いものは、一番取り出しやす場所に置くことが基本となります。さらに、
可動棚にしておき、物の高さにあわせて棚の高さを変えれるようにしておくことも重要です。
パントリーを有効活用し、キッチンまわりを整理整頓すれば、奥にしまって、気がついたら賞味期限が切れて
しまった!なんてことも少なくなると思います
☆パントリーのメリット
1番のメリットは、その収納力。キッチンは家の中でも物が多くなりがちですが、ストック食材や飲み物だけ
でなく、調理器具や食器等キッチンに関わるものを収納でき、とても便利です。
小まめに買い物に行くことができない忙しいご家族は、まとめ買いしパントリーにストックするといった使い方も
できます。また、地震等の非常時に備えて非常食等の保管スペースとしても活用ができます。
キッチンは生活感が出やすい場所ですが、パントリーにより収納力を確保することで、キッチンがキレイに片付き
生活感がでにくくなることもメリットの1つです。
☆パントリーのデメリット
キッチン付近に広いスペースをとる必要があるということ。キッチンまわりには食器棚や冷蔵庫といったもの
だけでなく、食事スペースも必要ですし、水回りの動線の配置の仕方によっては、キッチンの近くに洗面室を
配置しなければいけなくなったりと、パントリーのための広いスペースを確保するのが意外と難しいものです。
また、せっかくパントリーを設置しても使いにくい場所に配置してしまいストレスがたまるなんてこともあり
ます。ライフスタイルをよく考え、それぞれにあったパントリーを作ることが大切です。
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