納戸
住宅の中にある物置用の部屋(収納スペース)を「納戸」と呼び、建築基準法で「居室」の基準に適合しないもの
のことをいいます。詳しい基準は割愛しますが、床面積の1/7以上の窓を設けなければいけない、換気の為の
開口部として床面積の1/20以上の換気口を設けなければいけない等の基準があり、その基準に適合していないと
居室としては認められません。居室とは人が生活する場所であり、光も風も入らない空間は人が生活するには適して
おらず、居室として認められないというのが、建築基準法の趣旨だと思います。
納戸の名称は様々ありますが、簡単にまとめると下記表のようになります。
一般的にはサービスルーム「S」と表記されることが多く、2SDK、2SLDK等で間取りに「S」が入って
いる場合、居室としてはカウントされない小さな部屋があると考えて頂くと良いかと思います。
名称(呼び方) |
図面上の表記 |
納戸 |
N |
サービスルーム |
S |
マルチスペース |
M |
フリースペース |
F |
ユーティリティースペース |
U |
書斎 |
DEN |
ジェネラルストックルーム |
GR |
ドレッシングルーム |
DR |
ストレージ |
STO/STR |
「嘉山の家」の収納
一般的に和室にある収納を「押入れ」、洋室にある収納を「クローゼット」と呼びます。
「嘉山の家」は、2階の寝室に「ウォークインクローゼット※1」、子供部屋2部屋には「クローゼット※2」を
設けました。また、寝室と子供部屋の中間に廊下から入れる「納戸」を設けました。
※1ウォークインクローゼット
その名のとおり、人が中に入って収納することができる収納スペースのこと。一般的なクローゼットより広く、
頭文字をとって「WIC」と表示されます。
「嘉山の家」では、ウォークインクローゼット内部にハンガーパイプを設置し、また、その上部には帽子や
バック等を収納できるように棚を設けました。
施主様のご要望である「衣替えのいらない収納」を実現可能な収納となりました。
※2クローゼット
大きめのタンス程のサイズの収納のこと。
「嘉山の家」のクローゼットの広さは、幅が約125㎝、奥行が約80㎝程です。
奥行は布団を畳んで収納するのにちょうど良いサイズで作って頂いています。
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