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施工方法の説明access

屋根工事

 「嘉山の家」屋根工事は、ガルバリウム鋼板金属葺き(下記屋根仕上げ材について参照)のため上棟と同時に屋根
 工事を行いました。流れとしては屋根下地工事→下葺き材エコヘルボード(※1)施工→屋根仕上げ工事(ガルバ
 リウム鋼板金属葺き)の順に進めました。
 ※1
 ★エコヘルボードの説明
 ①木質部の原料として、再・未利用木材(間伐材・廃棄材など)および廃植物繊維を100%使用しています。
 ②製品は木材保存剤(木材防蟻材、木材防腐剤、木材防虫剤および木材防カビ材)を使用していません。
 ③建築物解体工事に伴って廃棄物となった木原料を使用する製品にあっては、防腐・防蟻・防虫処理が施された
  材料を分別・排除しています。
 ④製品のホルムアルデヒドの放散については、F☆☆☆☆等級相当です。
 ⑤化粧加工にはハロゲン系元素で構成されている樹脂及び有機ハロゲン化合物を添加していません。
 ★エコヘルボードの長所(メーカー説明)
 ①屋根裏の温度上昇・低下を軽減して、冷暖房公課をアップさせる。雨音などの屋根からの音をやわらげる。
 ②調湿効果に優れ、通期構法の採用で壁内部の湿気を素早く放出し、構造材や土台などの腐朽を防ぐ。
 ③シックハウスの原因となるホルムアルデヒドやトルエンなどのVOC(揮発性有機化合物)をほとんど
  含んでいない「健康仕様」で改正建築基準法でも使用面積制限を受けないし、CO2削減に貢献できる。
   

「嘉山の家」屋根仕上げ材について

 屋根の仕上げ材の種類は豊富です。
 昔は安田瓦等を使用した瓦葺の住宅がほとんどでした。
 最近はスレート葺きの住宅が多いですが、「嘉山の家」では、20~25年後のメンテナンスの容易さと出来る限り
 柱に係る重量を軽減したいとの見地からガルバリウム鋼板金属葺きを採用しました。
 金属鋼板の建材利用の歴史は古く、有名なのは江戸時代からはじまった城・神社仏閣などで目にする銅瓦です。
 新築時はまるで金閣寺のようにピカピカであり、経年劣化により青緑色に変化してから耐久性を増していきます。
 高級品すぎて一般には普及しませんでしたが、地震で瓦がずれたり、瓦が落ちたりする心配がありません。
 銅板の屋根は高い耐久性の他に、最低限のメンテナンスを行えば100年は持つ屋根材となる利点があります。
 実際に身近にある神社仏閣の青緑の自然な仕上がりは、銅板でしか表現できないものです。
 こうした銅板の長所をリーズナブルな価格で実現したものがガルバリウム鋼板金属(※1)です。
 「薄くて軽量」なことも魅力の1つですが、平均0.4mm程度と薄いからこそ傷が付きやすいという弱点も
 あります。傷がついてしまうと、ガルバリウム鋼板金属の表面に施してあるメッキが剥がれてしまう場合があり、
 その剥がれた箇所に雨や外気などが直接触れると、サビの一種である赤錆の発生の原因となります。
 ガルバリウム鋼板金属はとてもデリケートな屋根材です。
 施工時に傷をつけることはもちろん、施工の際に発生する鉄粉をきちんと処理しなければ、貰い錆等の劣化症状を
 まねきます。また、経年時に塗り替えを行う際、専門的な技術も必要となります。
 中には、扱いづらいという理由から、施工を嫌がる業者もいます。幸い「嘉山の家」の施工業者には隅々まで細心の
 注意を払って施工して頂き、大変キレイな仕上がりとなりました。
 屋根は我が家を雨から守る一番大切な箇所です。
 大切な箇所でありながら、足場を取り去ると高い所にあるため、仕上がりや傷等を実際に確認できずらい箇所です。
 「嘉山の家」では入念にチェックをし、屋根材が平行に上から下に一直線に貼られていること、ガルバリウム鋼板
 金属材の噛み合わせがきれいになっていることを確認しました。
 また、強風で屋根が剥がれることがないように鋼材の表面に亜鉛の合金層を作り、鉄よりも錆びにくく腐りにくい
 亜鉛メッキ製の補強材で上下端から端まで補強しました。
 これらの確認を怠ると、ガルバリウム鋼板金属材が簡単持ち上がってしまい、雨漏りの原因にもなるし、強風で
 屋根が剥がれる原因にもなります。
 一生の財産である我が家を守るため、念入りにチェックすることが必要です。
 ※1
 ★ガルバリウム鋼板金属の説明
 製造元の説明によると、ガルバリウム鋼板とは、アメリカのベスレフムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛
 合金メッキ鋼板のこと。アルミニウムの長期耐久性と耐熱性に、亜鉛のガルバニックアクション(犠牲防食作用)を
 併せ持つため、使用環境により、亜鉛鉄板の約3~6倍の耐久性は期待できる優れた表面処理鋼板です。
 特徴
 ①優れた経済性と耐食性、耐熱性・熱反射性と加工性に優れたメッキ鋼板
 ②優れた長期耐久性
 ③地球にやさしい素材
 ④優れた耐熱性
 ⑤熱反射が良好 
  表面は、反射率が大きいため、表面温度上昇が少なく、屋根に使用した場合、室内の温度上昇に大きな効果を
  あげ、屋根材として優れた効果を発揮します。
 ⑥表面が平滑でキレイ
 ⑦亜鉛鉄板と同等の加工性と塗装性
  ガルバリウム鋼板は、亜鉛鉄板と同等の成型加工が可能です。
  また、塗装後も亜鉛鉄板と同様に行うことが可能です


ガルバリム鋼板表面の合金メッキ層を顕微鏡でみた模型図。
亜鉛とアルミニウムが力を合わせ鋼板を守る。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食作用及び自己修復作用がバランスよく発揮され、
長期に渡り鋼板の錆を防ぎます。ガルバリウム鋼板のメッキ層形成は、まず、アルミニウムが凝固し、亜鉛はその
層間に結晶して結晶断面を形成します。この結晶組織は、亜鉛が溶出したその部分に、微細で凝集性のある
アルミニウムの酸化生成物が充填されますが、この作用を「ガルバリウム鋼板の自己修復作用」と呼びます。

 

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