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施工方法の説明access

木工事のチェックポイント

 ①柱が垂直か確認したり、土台や梁等との接合部分の金物が適切なものか、適切に取り付けられているかを確認し、
  また材料の確認、図面との照合、施工品質の確認も怠れません。
  JAS規格(※1)やF☆☆☆☆(※2)の確認は必須です。メインの柱や梁以外にも桁や胴差、小屋組の確認
  も大切です。
 ②耐震強度に大きく関与する金物は、主として間柱等と横架材を留める「かすがい」、柱の下端を土台等に留める
  「柱頭金物」、「羽子板ボルト」や垂木と母屋等を留める「ひねり金物」があげられます。これらの金物が適切な
  位置にあり、適切に固定されているか確認する必要があります。
 ③木材の含水率も確認もポイントです。天気や養生の仕方次第では、柱等の材料が雨に濡れてしまうこともあります
  が、多少のことであれば乾燥するので問題ありません。幸い「嘉山の家」上棟前後は天候に恵まれました。
  防腐・防蟻措置は地面から1mの高さまで策材を塗布しているかチェックしますが、素人目にはわかりづらいので
  担当者に確認しましょう。
 ④小屋組では、雲筋交いや小屋筋交い、火打ち梁の設置状況や数量、垂木の状態も確認しなければいけません。
  主な構造部や大事な金物を確認できる機会は、骨組み内装工事完了後引渡しの「建売住宅」ではありません。
  納得するまで自分自身で目視で確認でき、担当者に直接に質問できることは、施主自身が建築に参加できて
  いるという満足感を得られる「注文住宅」のメリットであると思います。
  
 ※1 JAS規格材(認定材)とは日本農林規格に適合した木材のことです。
    木材には、下地用製材、構造用製材、仕上げ材の3種類がありますが、流通している多くの木材は
    「無等級材」と呼ばれる木材です。無等級と聞くと強度が劣るのではないかと思われるかもしれませんが、
    木材の強度的には全く問題ありません。JAS規格材はJASマークの使用許可や様々な要因が絡み
    無等級材より最終的な値段が上がってしまいます。JAS規格材(認定材)と、認定されていない木材と
    では、全く同じ材料でも値段が違ってくるということです。
    しかし、多少高価でもJAS規格材は、寸法精度、材面の品質が明確であり、国土交通省の定めた告示で
    有利な基準強度が与えられているため、設計自由度が高くなります。
    よって、施工業者のリスクを軽減することができ、それは施主のリスク軽減にもつながります。
    施主が満足する建物を建築する為には、価格差以上のメリットがあるかと思います。
 ※2 F☆☆☆☆とは、住宅の内装に使われる建材の中で、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ないランクを示す
    等級を意味します。内装仕上げについては、ホルムアルデヒドを発散する建材を壁や床、天井等に使用する
    際に、建築基準法により面積制限を行うことになりますが、JAS等の基準でF☆☆☆☆の等級であれば、
    制限がありません。F☆☆☆☆より安価なF☆☆☆の場合は、床面積の2倍までしか使えず、さらに安価な
    F☆☆より下のランクの建材は使用を禁止されています。
    ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の主な原因とされているVOC(揮発性有機化合物)の1つですが、
    「嘉山の家」のように様々な木材を多用する木造軸組工法ではシックハウス症候群の主な原因となるホルム
    アルデヒドを最小限(ゼロにすることは不可能)に抑えることが重要です。

 
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