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施工方法の説明access

外壁工事 窯業系サイディングについて

 「嘉山の家」で使用したサイディング材は、「ニチハ」というメーカーの「モエンエクセラード16・ニュー
 グランドシリーズⅠ・ボルブストーン調エアルMGアイボリー」という窯業系(ようぎょうけい)のサイディングを
 使用しました。一般的にサイディングといえば、窯業系サイディングを指します。
 
 ※窯業系サイディングとは
  窯(かま)にセメント質材料、繊維質材料、混和材、水等の材料を入れてかき混ぜたものを成型して作られた
  サイディング材のこと。セメント質材料以外の材料を混ぜることで耐火性をもたせ、かつ軽量化を実現した材料
  です。窯業系サイディングは外壁面の塗り替えや、ジョイント部分のシーリング材の打ち替えが必要となります。
  立地条件等に左右はされますが、7~10年に一回が塗り替え工事が必要です。
  但し、グレードによっては15~20年に一回で済むものもあります。
  近年「ニチハ」より、シーリングレスのサイディングも発売され、メンテナンスサイクルは20年に一回程度と
  なり、メンテナンスコストの削減や住宅の長寿命化が実現しています。
 
 ☆窯業系サイディングの長所
  窯業系サイディングは、高温高圧の釜で一気に硬化させつくることがほとんどで、安定した強度をもっています。
  近年の住宅で最も多く採用されている外壁材です。
  適度な防火性能と遮音性能を持っているうえに、比較的ローコストの材料です。
  モルタル壁の半分程度の重さなので、耐震性でもモルタル壁に比べ若干有利といえます。
  窯業系サイディングは日光があたっても表面温度が上がりにくいので、輻射熱の面でも有利です。
  断熱性能はさほど高くありませんが、壁自体の温度上昇が少ないので、暑さを感じにくくなります。
  また、デザインのバリエーションが豊富です。厚みのあるサイディングでは、表面に起伏をつけて、陰影を
  つけたりすることもできます。施工が比較的簡単なので、工事期間を短縮できる面でも有利です。
  「バリエーションの豊富さ」、「コストパフォーマンスの良さ」は大きなメリットとなります。
  人によって理想の外観のイメージは異なりますが、様々にニーズに答えることができる窯業系サイディングは
  他の外壁材と比べ安価で施工費も安いことから人気があります。
  
  ☆窯業系サイディングの短所
   「吸水性が高い」ということがあげられます。窯業系サイディング材自体には防水機能はなく、表面を塗装する
   ことで防水機能を持たせています。そのため、表面の塗膜が劣化してしまうと、水が内部に侵入し、夏の暑さや
   冬の凍結による膨張等で変形や反り、ひび割れを起こしてしまう可能性があります。
   また、シーリングが劣化してしまうと、そこから水が侵入してしまう可能性もあります。
   外壁材が曲がったり、割れてしまうと修理をするのが困難な状態となります。
   また、湿気が原因でシロアリが発生して、建物の被害を生む可能性もあります。
   窯業系サイディングの劣化予防として、定期的に外壁の塗装をする必要があります。
   外壁の塗装が必要な目安としては、サイディング表面に触れたときに、手に白い粉がつくようになったら
  (チョーキング現象という)、外壁塗装を行わなければいけないという危険なサインです。
  
  
        

外壁工事 「嘉山の家」採用サイディングの特徴

 ☆メリット
 1.超高耐候効果を発揮するプラチナコート
   高い耐候性(変形、変色、劣化等の変質を起こしにくい性質)が発揮されるプラチナコートという表面加工を
   採用しています。
   20年以上そのままの表面状態をキープすることができますので、メンテナンスフリーの外壁材です。
 2.ドライジョイント工法で継ぎ目が目立たない
   ニチハの外壁材は、ドライジョイント工法をいうコーキングを使わないジョイントフリーの外壁材です。
   従来、つなぎ目部分に目地を設けてコーキング施工をすることが一般的ですが、ドライジョイント工法により
   特殊なつなぎ目を設けることができ、コーキングレスを実現した材料です。
   コーキング材を使わない窯業系サイディングは珍しく、コーキングの劣化を気にしなくてすむので、コーキング
   費用がうき、メンテナンス費用の節約となります。
 3.次世代インクジェット工法により自然に近い雰囲気に
   従来の窯業系サイディングでは、タイル調や石目調などの表現をするときに大量生産ゆえに不自然な雰囲気に
   なってしまいがちでした。ニチハは、次世代インクジェット工法により、より本物に近い高級な雰囲気で表現
   することに成功しました。それまで塗装で行っていたサイディングに柄をつける作業を、印刷することで、
   より自由に色や絵を描くことを可能にしました。
 4.生産終了後でも10年間はサイディングの購入が可能
   どんな部材を採用する際もありえることですが、材料が廃盤になってしまった際、改修工事やメンテナンスの
   際に困ってしまいます。ニチハのサイディングは、次世代インクジェット方式でサイディングの表面を作ること
   が可能となりましたので、生産終了後でもサインディングを注文できます。
   生産終了後10年間は対応してくれますので、部分的な張替や補修の際にとても頼りになります。
 5.親水効果で汚れにくいサイディング
   サイディング表面を親水塗料で加工しており、親水効果によって空気中の水分子を外壁表面に取り込む事で、
   サイディング表面に薄い水分子の膜を張ります。薄い水分子により汚れを直接外壁材に付着させず浮かし、雨が
   降ることで洗い流すことが可能です。そのため長期間汚れにくいきれいなサイディング表面を維持することが
   できます。
 6.変色に強く、耐久性が高い
   紫外線吸収剤と光安定剤を配合することにより、紫外線に強く褪色を防ぐことができ、長期間にわたり新品の
   ような色合いを確保することができます。また、しなやかな塗料ですので、外壁に動きが生じてもひび割れや
   剥がれが生じにくいサイディングです。

 7.遮熱効果を発揮
   遮熱効果を発揮するので、太陽光を反射させ、建物を守ることができます。夏の暑い日差しなど、遮熱効果に
   より弾き飛ばす事ができます。
 8.上質な仕上がりと豊富なデザイン
   豊富なバリエーションがあり、本物に近くリアルな仕上がりの外壁材が多く、自分の好みに出会うことが可能
   です。グッドデザイン賞を受賞しているサイディングも様々あります。
 9.エコな材料を使ったサイディング
   サイディングの中には、木材の開発をしていた時に発生した端等を加工し、原材料にしている物もあります。
   木材を採用することで二酸化炭素を長期間固定させることになり、温室ガスの抑制に効果を発揮します。

 ☆デメリット
 1.ある程度の重さがある
   窯業系サイディングは、ある程度の重さが出てしまいます。16mm厚をはじめ、高級なものでは20mm厚を
   超えるものもあります。厚みがあるサイディングは本物さながらの凹凸や、模様があり素晴らしいものが多い
   ですが、その分重さがあるので、留め付けの際は、下地などの強固さが問われます。
 2.カバー工法には不向き
   重みがあるサイディングなので、外壁リフォームの際のカバー工法には不向きとなります。
   リフォームで使う際には、既存外壁をキレイに剥がしてからサイディングを張らなければいけません。
   ※カバー工法 既存の外壁材の上に別の外壁材を取り付けていく工法
 3.耐震性に欠ける外壁
   建物の耐震性を高める為には、建物を軽くする事で余計な揺れを建物に与えること無くすことが可能となり
   ますが、ニチハの窯業系サイディングは重みがあり、厚いサイディングもありますので、外壁に重力をかけて
   しまいます。その為、耐震性が低い建物にしてしまう場合もあります。
 
 上記デメリットはいずれも重さによるものですので、この重さの問題だけを回避できれば、ニチハの窯業系サイディ
 ングは優れた外壁材として活用することができます。外壁工事を行う際は、信頼できる業者に依頼し、最善の施工
 方法をとって頂くことが大切です。外壁材の雰囲気で住宅の印象は大きく変わります。デザイン性の高い外壁材を
 使用することで、目を見張るようなマイホームにすることも可能となります。  

 
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