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施工方法の説明access

屋根材

 屋根は「嘉山の家」のような「金属」を使った屋根、「新津の家」のように「スレート」を使った屋根、そして
 一般的な日本式家屋で使われる「瓦」をつかった屋根の大きく3つに分類されます。
 
 ☆金属屋根(ガルバリウム鋼板)「嘉山の家」採用屋根
  屋根材の中では、もっとも軽量かつ、加工性に優れ、自由な形状に屋根を造ることができます。
  住宅の屋根では、超耐候性鋼板のガルバリウム鋼板等が多く使われています。
  反面、ガルバリウム鋼板は「トタン」の高耐久性材料と言うべきものですので、材料そのものに断熱性や遮音性は
  ありません。そのため、屋根の下の断熱対策は必須ですし、雨音などの防音も考えておく必要があります。
 
 ☆ストレート屋根  
  スレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。
  粘板岩を素材としたものは「天然スレート」と呼ばれます。
  
天然スレートの他にも「化粧スレート」があります。化粧スレートは、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に
  加工したものです。「カラーベスト」「コロニアル」といった商品名で呼ばれ、彩色石綿セメント板という薄い
  スレートの屋根材であり、もっとも代表的な屋根材です。
  材料の厚み、デザイン等で値段はピンキリで、安いもので3,000円/㎡、高いものだと10,000円/㎡
  するものもあります。「新津の家」では中間価格帯のスレートを採用しました。
  天然のスレート以外は屋根材表面を着色している材料が多く、10年以上経過すると色落ちが始まり、表面を塗り
  直しする必要があります。
 
 ☆瓦屋根
  日本瓦・洋瓦とひとくくりにできないほど、様々な形状があります。材料自体は重いので、他の屋根材に比べ高い
  耐震性が求められますが、高い耐久性があり、ほぼメンテナンスフリーの屋根材として利用されています。

「新津の家」の屋根工事

「新津の家」屋根工事は、「嘉山の家」同じように無垢材保護の見地から上棟と同時に屋根工事を行いました。
 流れとしては屋根野地板下地工事
アスファルトルーフィング(1)施工屋根仕上げ工事(屋根仕上げ材
 スレート葺き)の順に進めました。
(施工写真参照)

ルーフィングシートとは
(※1)
 ルーフィングシートとは屋根本体の下に敷く「屋根の防水シート」のことです。「下葺き材(したぶきざい)」とも
 呼ばれます。
 屋根の下に敷くシート(目に見えない建材)なので、あまり重視されない傾向がありますが、このルーフィングシー
 トは、屋根本体と同じ、もしくは屋根本体以上に重要な建材です。
 近年の新築住宅では「アスファルトルーフィング940」が多く使われています。「新津の家」では施工写真の
 「改質ゴムアスファルトルーフィング」という改良された耐久性の高いルーフィングシートを使用しています。


 ①屋根の防水はルーフィングが受け持つ
  屋根のすぐ下には「アスファルトルーフィング」と言われる「防水紙」が貼られています。屋根材は表面の雨を
  流しますが、鋼板製の屋根材以外は一つ一つの屋根材自体は小さくそれを重ねながら貼っているため、それだけ
  では、防水機能は完全ではありません。そのため、屋根材の下に貼られた防水紙が雨漏りを防ぎます。アスファ
  ルトルーフィング(防水シート)は、屋根の勾配の下手側から施工していき、上手側のものを下手側の上に重ね
  るようにします。
  その重ね代は上下100mm以上必要です。逆の重ね方をしてしますと。雨水が侵入してしますリスクがあり
  ます。また左右(横方向)の重ね代は200mm以上です。(施工写真参照

 ②重ねる・・・がすべての基本
  屋根材は一つ一つ重ねながら貼っていきますが、防水紙も重ねて貼ることが基本になります。
  棟部分や一般部分はそれぞれ100mm以上重ね、壁際も250mm以上立ち上げて、建物から雨が入らないよう
  に施工しました。(施工写真参照

 ③ルーフィングも多様な製品
  ルーフィングは簡単には貼替えできないため耐久性が必要です。また、屋根材を止めるために釘を打ったり、瓦を
  のせる為の桟木を止めるために釘をつかいます。貫通する釘によりルーフィングに穴が開きますが、自己膨張性に
  よりその穴を塞ぐ機能のことをシール性といいます。
  より確実な雨漏りを防ぐために、耐久性やアスファルトルーフィングの製品や品質にも目を向けましょう。
  そして、より高性能な製品を選んでいる会社ほど良心的といえます。
  雨漏りを防ぐルーフィングも屋根材の下でおきる結露等で、概ね30年が寿命と言われています。
  その頃を目途に葺き替えを考えておくことも必要です。
  昔は「瓦葺」が主流でしたが、近年は「新津の家」のように「スレート葺」の住宅が非常に多いです。
  工事費としては28万円ほど、「嘉山の家」よりUPしましたが、「新津の家」でスレート葺を採用したのは、
  豊栄地域に比べ新津地域では降雪量が多く、また接道道路が通学路となっているため、できる限り落雪の危険性を
  無くしたいと考えたからです。「スレート葺」の屋根は、
  ①屋根から落ちる雪の量が減る
   雪止めの上の方の雪は落ちてきづらく、雪が急速なスピードで落ちてくることを防げます。
  ②あらゆる雪の被害から守る
   隣家の敷地内に落雪し、隣家に損害を与えてしまう等のトラブル防止となります。
   落雪による物の破損はもちろん、人にケガを負わせて危険を回避できます。
  ③急な天候変化にも焦らず対応できる
   近年の異常気象により、予想を超える降雪があっても、雪への対策を事前に考えておけば、トラブルを防止
   できます。

 

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